発明成金もまずは一つのアイデアから始まった!アイデアを権利化する

発明で成功する人、しない人で紹介してきた「洗濯機の糸くずとり」「ダイエットスリッパ」「ベビーカウボーイ」「乗り換え便利マップ」などの発明者はみな自分たちが感じた不便なこと、不満なものをバネにして、それらを解消するアイデアを発案した。

同時に、彼女らはみな、アマチュア(素人)発明家でもあった。つまり、発明で生計を立てているわけではなく、ご主人の稼ぎが一家を支えている。だいいち、これらの発明品は金儲けを目的として生まれたわけではなく、自分の不便を解消するべきものとして生まれたわけだ。結局は、それが他の多くの人にも便利なもの、斬新なものとして映り、大衆から強く望まれたしだいである。

すると、大衆の購買意欲を感じたメーカー(企業)などが、その発明品を製作したり、販売したりする権利を、発明者から譲ってもらおうとする。そして、企業の新製品担当者は、発明者との間で話し合い、それに応じた使用料を取り決めるわけだ。

やがて、アマチュア発明家の最大の至福のときがおとずれる。ロイヤリティ収入が発明の商品が売れた個数に応じて、定期的に入ってくるようになるのだ。それがヒット商品であるほど、当然ロイヤリティ収入も多くなる。ロイヤリティのパーセンテージは、だいたい製品の卸価格の1.5~3%ほどだが、それでも纏まるとかなりの大金であろう。単価が安くても、ヒット商品の場合は大量に出回るので、それが何億円にもなったりするのだ。

大金をみて、まず当の発明家が驚くことになる。だから、月々の収入も、ご主人が稼いでくる毎月の給料よりも多くなったりもする。それも突然にだ。人によっては、そのお金で別荘を購入することもある。「決して果たせぬ夢と思っていた別荘が手に入った」と喜ぶこともできるのだ。

こうして、発明で一攫千金をつかんだ人は、「発明成金」と呼ばれるようにもなる。個人的には、この呼び方はあまり好きではないが、なんにせよ、大金につながる発明も、最初は一つの小さなアイデアから始まったのだ。

関連記事(一部広告含む):

gluck

Share
Published by
gluck

Recent Posts

復縁のためのアファメーションの言葉

恋人や夫婦でも、別れてしまった…

6か月 ago

恋愛成就のアファメーションの言葉

恋愛をすると臆病になってしまう…

6か月 ago

人と出会えるアファメーションの言葉

独身の人、恋人のいない人、『な…

6か月 ago

営業職の方に役立つアファメーションの言葉

どんな仕事でも大変ですが、中で…

6か月 ago

アファメーションで立身出世

会社でただ漠然と仕事をしていて…

6か月 ago

就活に役立つアファメーションの言葉

就職活動を始めるときは、明るい…

6か月 ago