北欧神話!神々の黄昏

巫女の予言通り、9つの世界に三度の大いなる冬が訪れます。

フィンブルの冬と呼ばれ、その時期は夏が訪れず、空は厚い雲で覆われ、あらゆる方向から吹きつける雪はやがて戦乱を起こし、人々のモラルは低下、生き物は死に絶え始めます。

北欧神話における世界の終わり、ラグナロクの前兆です。

日本では神々の黄昏という訳が定着していますね。

太陽と月は消え、星々は天から落ち、大地が震えだせば、それはラグナロクの始まり。

全ての封印が解けます。

ロキの子供だった巨狼フェンリルの鎖は外れ、海からは追放されていた毒蛇ヨルムンガンドが表れ、死者の国ニヴルヘイムの番犬、ガルムは神々の住むアースガルドに向かって走り出します。

ミッドガルドからアースガルドに続く虹の橋で番人をしていたヘイムダルはついにギャラルホルンを吹きました。

世界の終焉、ラグナロクの到来の合図です。

この笛の音が終わらないうちに巨人族や悪神、怪物たちは虹の橋を駆け上り、ムスペルヘイムに住むスルト(炎の国ムスペルヘイトの番人と言われていますが、ラグナロクの描写に入って初めて出てくる巨人です)が炎の剣を持って上ると、虹の架け橋は一気に燃え尽きました。

やがて武装した神々と対抗勢力はヴィーグリーズという場所で対峙、最後の決戦に挑みます…。

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