異形の王、神々を恐怖のどん底に陥れたデュポンもついにゼウスに破れ、封印されてしまいました。
さすがに最終兵器を持ちだしてもゼウスを討つことができなかった大地の神でありゼウスの祖母でもあるガイアはゼウス討伐を諦め、以後、ギリシャ神話のなかではおとなしい存在になります。
そんな神々の戦いのなか、人間はどうしていたのでしょう?
ギリシャ神話では、人間は5つの時代にそれぞれの形で生活していました。
最初は黄金の時代。
タイタン12神の末っ子であり、のちにゼウスに滅ばされるクロノスが支配していた時代で、人間は神に似せられて作られ、大地は豊穣、耕さなくても食物ができ、河には乳やネクタルが流れていました。
ネクタルとは神々が飲む生命の酒、滋養のある飲み物です。
森永製菓が発売したネクターの語源ですね。
ちなみに森永製菓、現在は業界発展を目的にネクターの商標を社団法人日本果汁協会(こんな協会があるなんて誰も知りませんよね)に一任、他のメーカーからもネクターという商品名を使った果汁飲料が販売されています。
やりますね、森永さん。
ネクターのネーミングがしっかり定着しているから、他のメーカーがネクターを使っても森永製菓が販売している商品を思い浮かべるだろうという計算がたとえ、あったとしても太っ腹には違いありません。
いえ、ただの憶測ですからね、憶測。
To be continued.