父である神々の王クロノスに知られることなく、立派に育ったゼウスは母レアからクロノスが兄弟たちを飲み込んだという蛮行を聞かされます。
怒りに震えるゼウスですが、なにしろ相手は神々の王、簡単に倒せる相手ではありません。
そこでゼウスはウラノスとガイアの間に生まれたタイタン12神のオケアノス・テテュス夫妻(要するにクロノスの兄弟ってことですね)の娘、知恵の女神であるメティスに相談します。
知恵の女神だけに「催吐剤を飲ませる」という妙策を思いつきます。
ゼウスの代わりにクロノスに近づき、言葉巧みにクロノスへ催吐剤を飲ませると、クロノスは最後に飲み込んだ石を、それから次々に飲み込んだ子供を逆順に吐き出していきます。
間髪入れずにゼウスは姉兄を連れ去り、またメティスもクロノスの前から姿を消し、神々の王の前には転がった石がひとつ。
「子供は生きておったのか!神々の王を騙すとは!」
怒髪天を突くクロノスは自分を騙したゼウスを討つべく、兄弟のタイタン12神を招集、ゼウスとその兄弟たちとの、壮絶な戦いが始まります。
このクロノスを始めとするタイタン一族と、ゼウスを始めとする姉兄一族の戦いがティタノマキアと呼ばれる(一節には全宇宙を支配する)壮絶な10年戦争です。
To be continued.
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