モルドレッドの謀反

息子2人をランスロットに殺された円卓の騎士ガウェインは15日以内にイングランドから退去するように命じます。

それに従い、母国フランスに帰るランスロットと多くの配下たち。

しかし、ガウェインは収まらず、アーサー王を説得してフランスまで遠征に出向きます。

留守を任せるのは甥のモルドレッド。

ガウェインは何度もランスロットに立ち向かいますが決着がつきません。

それどころかランスロットの方が剣の腕は上。

とうとうランスロットに倒されるとガウェインは「早くトドメを刺せ!」と言いますがランスロットはそれを避けます。

「トドメを刺さなければ何度でも同じことを繰り返すぞ」と叫ぶガウェインにランスロットは「その時はまた」と言い残して立ち去ってしまいます。

ガウェインがランスロットとの戦いで傷ついた身体を癒している最中、イングランドから知らせが届きます。

それは甥のモルドレッドがアーサー王は死んだと偽り、妃のグイネヴィアを娶って即位を宣言した、という内容。

それを聞いたアーサー王、今度は本気で怒り、全軍をイングランドに向かわせます。

グイネヴィアはモルドレッドから逃げてロンドン塔に籠もり、カンタベリー大司教はモルドレッドを破門にして身を隠しますが、モルドレッドにつく軍も多く、アーサー王の上陸を拒みます。

そしてようやくモルドレッドの大軍を追い払った後の戦場には、ガウェインが横たわっていました…。

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