「二度と私の前に顔を出さないでくださいね!」
円卓の騎士、ランスロットと不倫の恋仲になっているアーサー王の妃、グィネヴィアは頭を下げるランスロットに厳しい言葉を突きつけます。
そりゃ不倫の恋仲とはいえ、グィネヴィアが怒るのは当たり前。
なにせランスロット、ペレス王の娘、エレインと寝てしまい、子供まで作っちゃったんですから。
ランスロット、これはエレインの策略、自分は騙されたと何度も説得、ようやくグィネヴィアの怒りを解きますが、エレインはなんとかして自分の夫にすべく、またもやランスロットを策略に嵌めます。
さてコキュ(フランス好みのストーリーとなったのであえてフランス語で。寝取られ男の意味ですね)となったアーサー王、呑気にフランス遠征成功の宴なんぞを開き、諸公を招待します。
当然、ペレス王も招かれ、その娘であるエレインも宴に参加します。
エレインの美しさは宴に参加していた男すべてを虜にしますが、1人だけ近づかない男がいました。
そう、グィネヴィア一筋のランスロットですね。
そのことに悲しむエレインですが、魔法使いの魔女、またもランスロットを今夜の床に必ず招きます、と怪しい策略を練ります。
一方、ランスロットが一途なのは分かっているけれど、それでもエレインの美しさを見ると落ち着かないのがグィネヴィア。
エレインよりも先に自分の部屋に来るように、とランスロットに告げますが…。