ランスロット、とにかくモテます。羨ましいくらいです。
ペレス王の娘、エレインは「この国でもっとも美しい」と評判の乙女ですが、その美しさに嫉妬した魔女、モーガン・ル・フェイによって魔法で閉じ込められ、熱湯の釜で茹でられるという呪いをかけられてしまいます。
これを救出したのがランスロット(ついでにドラゴン退治なんかもしちゃったりして)。
当然、助けだされたエレインはランスロットに恋をしてしまいます。
そりゃそうでしょう、自分を呪いから解いてくれた上に相手の騎士は美男子で勇気もあり、その名も誉れ高きランスロット様なのですから。
しかしランスロット、許されぬ恋一筋、グィネヴィア命ですからエレインの妻になりたいという申し出を一向に介しません。
普通、そこで諦めるのですが、そこは王の娘、一筋縄ではいきません。
ペレス王が「娘エレインがランスロットの子を産み、ガラハッドと名付けられた騎士はやがて聖杯探索を成し遂げるだろう」と予言を受けていたこともあり、なんとかランスロットに近づこうと画策します。
そこで魔法使いの侍女に命令して自分をグィネヴィアの容姿に化けさせ、一夜を共にし、見事、のちに聖杯探索を成し遂げる騎士ガラハッドを身篭ってしまいます。
さて、許されぬ間柄とはいえ、見過ごすことはできないのがグィネヴィア。
ランスロット、どうなっちゃうんでしょう?