世界遺産の検定もご当地検定も、マクロ的とミクロ的視野の違いこそあっても土地に対する知識欲の認定でしょう。
この知識欲、土地に限らずあらゆる方面で自己満足に浸れる世界だけに検定も星の数ほどあります。
もちろん、それらの多くは仕事や勉強に役立つほどのレベルではなく、また特典もないのですが、それでも多くの人が検定を受けようというのですから知識欲は底なし沼のようです。
日本独自の文化で最近は外国からも注目され、著名なところでは必ず日本語と英語と中国語と韓国語で入浴の仕方が表記されている温泉。
この温泉にも検定があるのです。
題して「温泉ソムリエ」。
なんで温泉なのにソムリエなんでしょう?
なぜ温泉検定ではいけないのでしょうか?
ソムリエとは運搬用牛馬の使い手が語源で、自分が仕える貴族に随行、荷物の運搬を始めとして雑役の仕切りを担当、その雑役の中に食事を用意してワインを注ぐという仕事もあったことから、今日のレストランで活動している人がソムリエと呼ばれるようになった、という経緯をまったく無視したネーミングですが、そんなことはともかく、この「温泉ソムリエ」、温泉好きにはたまらない検定であることは間違いありません。
温泉好きな貴方、一度でいいから「温泉ソムリエ」なんて呼ばれてみたいでしょ?