プロのミュージシャン、ダンサー、パフォーマーやアクターなども資格は必要としませんが、実力次第で大きく飛躍できる反面、自称の『なんちゃって』も多くいる職業です。
ただし、これらの職業は以前に比べると活動しやすく、また注目されやすくなっています。
かつてのこれらの職業は認められるまでが大変でした。
フォークデュオの「ゆず」は伊勢佐木町の松坂屋前で路上ライブを行い、DREAMS COME TRUEの吉田美和は小泉今日子や中山美穂のバックコーラスを続け、マドンナはポルノ映画に出演しました。
しかし現在、無名のこれらを職業とする人たちの活躍の場はYouTubeです。
例えば街中を舞台にサラリーマン姿でロボット的ダンスを踊って話題を撒いた元格闘家・須藤元気率いるWORLD ORDERが4年前に発表したMACHINE CIVILIZATIONの試聴回数はすでに900万回に迫る勢い、ダンス・アーティストの菅原小春は2013年に行った海外でのダンス・スクール映像だけで100万回を超え、日本より海外で圧倒的支持を得ているBABYMETALは2年前に投稿された「イジメ、ダメ、ゼッタイ」が900万回を突破しました。
若年層で先鋭的な人の媒体はテレビではなくネット。
本人の感受性をそのまま発揮できるYouTubeに投稿すれば、一躍大スターになれる可能性は十分にあるといえます。