ボクシング以上に厳しい資格を必要としているのが公営ギャンブルの対象となっている競輪、競艇、オートレースに競馬のプロ選手たちです。
じつはこれらの競技のプロになるためには国家試験に合格しなければなりません。
上記で紹介したスポーツでプロ選手になるための過程はほとんど同じなので、競艇を例に取って紹介しましょう。
国家試験は誰でも受験することができますが、通例は養成学校に入学、1年間みっちりと学科や実地研修を受けてから受験となります。
競艇は福岡にある「やまと学校」で、競輪は静岡にある「日本競輪学校」、騎手は中央競馬会が「JRA競馬学校」で地方競馬が「地方競馬教養センター」、オートレースは「選手養成所」となっています。
これらの学校に入学するためには規定条件を満たしていなければなりません。
競艇では年齢が15歳以上30歳未満で身長は175cm以下、体重にも制限があり、男子は47㎏以上57㎏以下、女子は42㎏以上50㎏以下、さらに視力や聴力の規定もクリアしなければなりません。
概ね、他の競技でも入学規定が設けられています。
入学できれば国家試験を取得できると思うのは大きな間違い。
入学後は自衛隊にも負けない過酷な1年間が待っています。
次項でその厳しい内容を説明しますね。