日頃、TVや実際の競技を行っている場所に出向いて観戦するプロスポーツ。
そのほとんどがプロ選手としての資格を必要としていません。
長嶋茂雄氏も王貞治氏も野茂英雄さんも松井秀喜さんも、イチロー選手も青木宗則選手も、とくにプロ野球選手としての資格を持っているわけではありません。
つまり誰でも自分はプロサッカーの、あるいはプロ野球の選手である、と名乗っても構わないわけです。
ただし、プロ野球選手、プロサッカー選手として活躍するためには球団やチームとの契約が必要になります。
サッカーや野球に限らず、すべてのスポーツにおいてアマチュアは金銭を受け取ってはならず、金銭の受け取りが発覚した時点でアマチュア資格は失効し、以後、アマチュアの試合には出場できなくなります。
したがってアマチュア時代に実績のある人はスポーツを職業とする組織と金銭契約を結んだ段階でプロ選手となるわけですね。
実績のある人は黙っていても組織から契約を持ち込んできますが、無名の希望者は自分から売り込む必要があります。
プロサッカーやプロ野球はドラフト契約だけでなく一般人にも門戸を開放しており、年に1回、プロテストやセレクションを行っています。
ちなみにプロ野球12球団が合同で行っているトライアウトは球団から戦力外通告を受け、自由契約となったプロ選手を対象とした再入団テストです。
このトライアウトには12球団だけでなく台湾のプロ野球チーム、社会人野球や日本競輪学校などもスカウトに訪れており、身体能力の高い選手は他のプロ選手としての道も選択できるシステムになっています。