板子一枚下は地獄、といったら船乗りを表す言葉。
荒波に揉まれる海の漁師もまた男の世界の職業です。
漁師になるためには猟師のような国家試験は必要としませんが、その地域で漁業を営む権利、漁業権を得るための漁業協同組合の組合員にならなければなりません。
この条件が意外と厳しく、その地域で年間90~120日以上の漁業を行った実績とその地域に定住し、継続して漁業を続ける意思が理事会で確認されれば晴れて漁業権を手にすることができます。
また漁師として雇われている段階では必ずしも必要とはしませんが、取得しておいた方が何かと有効な資格として船舶免許や漁業無線、潜水士などがあります。
中型・大型漁船になると漁師も分業制となり、機関長や通信長など資格を持っていなければ乗れない場合もあります。
また漁船の係留や漁具の取り付けのためにロープワーク技術の修得など、覚えなければいけないことが多いのも漁師の特徴ですね。
一人前になるためにはツラい修行が続く職業です。
しかし漁業で一人前に慣れたら世の中の大半のツラいことはたいしたことない、と思えるほど成長しているはず。
世の中、ヌルすぎる!とパソコンの前で偉そうに呟いている人達に、ぜひお勧めしたい職業のひとつといえます。
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