ファッション関係の資格は前述した他に最近、すっかり人気職業になったネイル系、宝石や貴金属に詳しくなるジュエリー系、香りで生活に彩りを添えるアロマ系などがありますが、枚挙に暇がないので次に進みますね。
このファッション系資格よりも多いのがフード・ドリンク系の資格です。
ふう。
この食品関係の資格、毎日の献立よりも多いんじゃないか、というくらいありますが、やはりもっとも有名なのは調理師資格でしょう。
国家試験である調理師は免許制ですが、じつは調理師免許、持っていたからといってほとんど役に立ちません。
役に立つのは食品営業許可を得ている飲食店において、食品衛生責任者の資格があるというだけで、この食品衛生責任者は各自治体の保健所で実施している講習会に参加するだけで資格を取得できます。
実際、調理師試験は食文化概論や栄養学、公衆衛生学など7科目の筆記試験だけなので、実技が伴わなくても合格できてしまうのです。
飲食店における業務の信頼度はなんといっても腕前。
調理師免許があるからといって優遇される店舗はなく、実技でどれくらいおいしい料理が作れるのか、という点に尽きます。
また病院や学校の食堂では調理師よりも利用しや管理栄養士の方が重宝されています。
調理師の免許を取得したからといって、スキルが上がるとか、将来性があるとか思わないようにしてくださいね。