一般財団法人日本ファッション教育振興協会は前項で紹介した「ファッション販売能力検定」だけでなく、その他、ファッション系で役立つ資格の検定を行っています。
ファッションビジネス能力検定は販売能力よりも経営能力に重点を置いた検定で、メーケティング戦略やマーチャンダイジング戦略、マネジメント知識などが要求されます。
ファッション販売能力検定と合わせて持てば現場に強い責任者として上司だけでなく部下からも信頼性がアップすること間違いなし、ですね。
パターンメーキング技術検定もあります。
こちらは販売や経営というより職人、製造現場向き。
3級から1級までありますが、どのランクも筆記試験だけでなくパターンメーキングの実技試験もあるので、ある程度の経験が求められます。
とくに1級になると筆記試験がなくなって実技だけとなりますが、課題となるデザインと素材を使い、自由な方法でパターンメーキング、シーチングと工業用パターン、さらに縫製仕様書を提出するという実際の現場そのものの検定が行われます。
対象レベルはパターンメーキング技術を習得し、さらに量産を前提としたパターンメーキング実務経験を5~6年経験している人と想定されているだけに、腕試し程度では通用しない難易度を持っています。
それだけに、この資格の1級を持っていれば、どの現場でも通用する強みがあるといえそうですね。