日本人は得てして『ごめんなさい』『すいません』という言葉を多く使います。
礼儀正しさや謙虚な気持ちは、悪いことではありません。
しかし、『ごめんなさい』『すいません』という言葉は謝罪の言葉で、マイナスの要素を含んでいます。
そのため、あまり使い過ぎるのは良くありません。
言霊に気持ちがつられてしまうからです。
たとえば消しゴムを落としてしまって、誰かに拾ってもらったとき、『すいません』と言ってしまいませんか?
わざわざ拾ってくれて申し訳ない、という気持ちなのかもしれませんが、そこは『ありがとう』の方がいいでしょう。
『ありがとう』とは感謝の気持ちです。
その言葉はプラスの力を持っているので、気持ちもプラスに向かいます。
『ごめんなさい』などのへりくだった言葉の方が、確かに使いやすいでしょう。
反対に感謝の気持ちを素直に表すのは、慣れなければ難しいことかもしれません。
ただ、『ごめんなさい』『すいません』ばかり使っていると、『自分はどれだけ人に迷惑をかけているのだろう』と、ネガティブな感情が芽生えてしまいます。
しかし、それが『ありがとう』なら『世の中の人は親切な人が多いな』と思えてきませんか?
『ごめんなさい』が多い人は、『自分なんて』と卑下して、自分に自信がない人が多いようです。
その一言を変えるだけで、自分も世の中も捨てたものではないと思えるはず。
『ごめんなさい』を『ありがとう』に置き換えて、プラスの方向に向かいましょう。