適度な運動はリラックスに効果があるといわれています。
この運動には2種類、有酸素運動とストレッチがあります。
最初に有酸素運動の効能と欠点をご紹介しましょう。
有酸素運動とは持続力が求められる運動で、ジョギングやサイクリング、水泳など呼吸を行いながら続けることから、この名前がつけられています。
確かに有酸素運動を続けると交感神経が活発化され、末梢神経まで血流が良くなり、インナーマッスルが鍛えられるので身体にいいことは間違いありません。
有酸素運動は苦しくなってからが本番で、その壁を乗り越えると苦しさを紛らわすためにエンドルフィンが分泌され、苦しさが快感に変わります。
この快感を習慣性にすることが有酸素運動を継続させるコツ。
また適度な有酸素運動を行えば疲労感を覚えるので恒常性、ホメオスタシスを保とうとして副交感神経を働かせることにつながり、十分な睡眠を取ることもできます。
ただし、交感神経が活発になるということは心拍数と血圧を上げることにつながります。
日常的に心拍数と血圧の高い人が、いきなり持続性の求められる有酸素運動を行えばさらに心拍数と血圧を高め、心筋梗塞を始めとする血管破損の発症につながる可能性が出てきます。
高血圧の人は有酸素運動を避け、高血圧の治療を行ってから運動を行うか、身体にあまり負荷をかけないストレッチをした方がいいでしょう。