就寝前のポテトチップスを始めとするスナック系がリラックス効果をもたらせている人もいるでしょう。
映画を見ながらソファでポテトチップス、いわゆるカウチポテトは誰がなんといおうと至福の時、と感じさせる肥満気味の人をよく見かけます。
これは完全に副交感神経へ悪影響を与えています。
スナック系は味覚を刺激するために、塩分を始め、トウガラシやコショウが多く使われていいます。
またダイエットのために、一時、トウガラシを多量に取るなんて方法もありました。
トウガラシに含まれているカプサイシンがダイエットに最適であるというのはすでに知られるところですが、このカプサイシン、アルカロイド系化合物のひとつで、簡単に言うと脳神経に刺激を与え、実際には体温が上がっていないのに灼熱感を与えます。
つまり摂取すると身体が熱いと感じて発汗させるわけですね。
発汗作用は交感神経の働きに因るものです。
またアルカロイド系は副腎髄質よりホルモン、アドレナリンを分泌させます。
このアドレナリン分泌も交感神経のお仕事ですね。
コショウに含まれるピペリンもアルカロイド系ですのでカプサイシンに似た効能を持っています。
もちろん、スナック系に含まれる油脂の問題もありますが、リラックス方法の面から見ても、交感神経を活発化させる種類のスナック菓子は、大量に摂取すればけっしてリラックスにはつながらないと覚えておいてください。