ストレスがないと人間は生命維持の行動を起こしませんが、現代社会、生命維持ではなく生活環境を維持するためのストレスが余りにも多すぎて、それが身体的、精神的、行動に弊害をもたらせています。
たとえば身体的。
初期の頃には倦怠感や動悸、偏頭痛や下痢、便秘、肩こり、肌荒れといった症状が表れますが、この段階ではストレスに対して真剣に考えず、つい、見過ごしてしまう時期ですね。
しかし、そのままストレスを抱え込んでいると、今度は円形脱毛症や過換気症候群、玉龍性食道炎や不整脈、歯茎の腫れ、口内炎など、普段の生活を潤滑に送ることができない症状まで発展します。
さらにストレスを放置したままにしておくと、これらの症状は悪化して深刻な病気を発症させてしまいます。
帯状疱疹、若年性心筋梗塞、歯槽膿漏、月経困難症や子宮筋腫、脂肪肝や糖尿病、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など、ストレスから最終的に発症する病気は枚挙に暇がありません。
もちろん、これらの病気はストレスが直接的に病気を引き起こすこともありますが、ストレスを抱え込んだ反発として暴飲、暴食、睡眠不足や運動量の低下といった間接的な起因からも発症します。
暴飲、暴食などはリラックス方法ではなく、単なる生活習慣の乱れであり、ストレス解消法ではないことをお忘れなく。