笑ったり怒ったりすることは、日常の中でもよくあることでしょう。
そこまで抑える感情ではありません。
では、泣くことは日常の中にありますか?
子供の頃は怪我をして泣いたり、ということはよくありました。
しかし、大人になるとそれを我慢するようになっていきます。
痛いことや辛いことがあっても我慢することが美徳とされ、泣くことはカッコ悪いと思われたりもします。
人前で泣くことはもちろん、家で一人で泣くことだってほとんどないでしょう。
最近泣いたのはいつですか?
泣くということも、実はストレス解消に繋がるのです。
笑うことよりも泣くことの方が、ストレス解消になるとも言われています。
笑うことで脳が興奮状態になるのとは反して、泣くことの方が落ち着いてリラックスできるというのです。
普段、泣きたくても泣いてこなかった辛いことや悲しいこと、それらは知らぬ間に心の底に積み重なっています。
それらが気持ちの足を引っ張っていたりもします。
碇のようなものです。
泣くことでそれらを解放してあげると、気持ちは軽くなります。
泣けそうな本を読んだり、悲しい映画やドラマを見てもいいでしょう。
辛かった体験を思い出しても構いません。
そうやって素直に泣いてみると、気持ちがスーッとするはずです。
積み重なっていたものも、その涙につられて消えていくのです。
素直に泣くことは、ストレス解消になるのです。
辛いことがある度にその場で泣くのはなかなか難しいかもしれませんが、家に帰って泣くなど、できればその都度解放してあげるようにしましょう。
心の碇は降ろさない方がいいのです。