自覚があるけどやめられない強迫性障害

強迫性障害とは、強迫行為と強迫観念からなる心の病です。

『○○したらどうしよう』という不安や恐怖が心を支配します。

強迫性障害と一言で言っても、様々な症状があります。

よく聞くのが潔癖症でしょう。

不潔強迫とも言います。

全てのものが不潔に思え、電車のつり革をつかめなかったり、必要以上に手や体を洗ったりします。

細菌や病原菌などに対しても恐怖を覚え、外出さえできないこともあるのです。

確認強迫と言われるものは、家の電気を消したか、鍵を閉めたかなどが気になって、何度も引き返して確認してしまうものです。

誰でもそのような不安はありますが、この強迫症状は、度を越して何度も確認しないと気が済みません。

他にも何かの危害を加えられるのではないかと思う被害恐怖や、不治の病や重大な病気にかかってしまうのではないかという疾病恐怖などもあります。

上記のように、強迫性障害とは、普通に生活をしていれば考えないようなことを考えてしまったり、大袈裟に感じてしまったりします。

当人も自分がしている行為の自覚はあるのですが、それでもやめられないのです。

原因は脳の機能障害などがあげられていますが、正確な原因は解明されていません。

ただ、ストレスを受けることで悪化するので、症状の自覚があるならストレスを軽減させるようにしましょう。

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