身近な人がメンタルヘルスを崩すと、何となくおかしいことに気が付きます。
一つ屋根の下で暮らす家族なら尚更わかるでしょう。
家にいても何か思いつめている。
一人になりたがる。
趣味や好きなテレビにも関心を示さなくなった。
食欲が減り、飲酒が多くなった。
ため息が多い。
ちゃんと寝られていないようだ。
一緒に住んでいれば、そのようなサインに気が付きます。
『何か疲れているんじゃない?』『悩み事があるの?』そんな風に心配になって聞くでしょう。
あまり話したくないようなら、無理には聞かないようにします。
『話したくなったら聞くから』というスタンスでいいでしょう。
まずは居心地の良い空間を作るのが先決です。
そっと見守っていればいいのです。
そんな状態が続いたり、あるいは相談を受けたら、話を聞きましょう。
否定はせずに、受け入れることが大事です。
そして必要とあらば、病院などの専門機関を勧めます。
できれば家族が一緒に行けば、本人も安心のはずです。
本人の心の負担をなるべく減らせるよう、心がけてください。
会社などの外の世界が辛いのであれば、家ではなるべく安らげるようにしましょう。
メンタルヘルスケアには、家族の理解と協力が必要なのです。