励ましの言葉は逆効果?!

周りの人の気持ちが落ち込んでいるとき、何か言葉をかけたくなります。

『どうしたの?』『元気ないね』そんな風に心配する言葉や、『頑張って』『暗い顔すんなって』というような励ましの言葉。

心配だったり、励ましのつもりで声をかけます。

当人もその一言で、いつの間にか落ち込んでいたことを気付かされることもあるでしょう。

その気持ちに感謝して、救われることもあるかもしれません。

しかし、それが逆効果の場合もあるのです。

落ち込んでいるとき、その自覚があれば『元気ないね』と言われても『知ってる。放っておいて』となることもあります。

『頑張って』と言われても、『言われなくても頑張っているし、これ以上頑張んないとダメなの?』と思われたりもします。

励ましの言葉に悪意などはみじんもないのですが、メンタルヘルスを崩している人にはなかなか届きません。

それどころか、逆に落ち込んでしまったり、バカにされているのではないかと悪意にとられることだってあります。

頑張っての一言が、余計にメンタルヘルスを傷つけることがあるのです。

では、そんなときは何て言えばいいのでしょうか?

無闇に励ましの言葉をかけるのはやめましょう。

そしてその人の現状を否定するのではなく、認めてあげます。

『頑張って』ではなく『頑張ってるね』と。

言葉なんて必要ではないこともあります。

そっと寄り添ったり、見守っているだけで十分かもしれません。

とにかくその人の今を肯定してあげることです。

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