会社の社風によって、メンタルヘルスケアが必要な企業とそうではない企業があります。
近年、よく『ブラック企業』という言葉を目にするでしょう。
ブラック企業とは、法律スレスレ或いは違法なことを平気で行っていたり、労働時間が長い、残業は当たり前なのに残業代が出ない、パワハラが日常化している、などの労働搾取企業を指します。
このような会社では、社員を守るという意識は低く、社員は使い捨てのように働かされます。
安月給、長時間労働、無理な要求などをされ、働き続けるのは厳しいでしょう。
会社も心身ともに社員の健康なんてほとんど気にしていません。
そういった会社に勤めていると、メンタルヘルスを崩してしまいます。
ブラック企業と言われているところは、心の病にかかる社員が多くいるのです。
それでいて会社としては心身を壊した社員は切り捨てて、新たに補充すればいいと考えるので、企業の中の体質は変わらないままです。
『いつか報われる』なんて考えて心が悲鳴をあげていても頑張って働いたって、無駄に心を壊すだけです。
メンタルヘルスを崩してブラック企業を退社して、なかなか回復できずに社会復帰できない人だっているのです。
そうなる前に、自分の勤めている会社がブラック企業だと感じたら、すぐに退職願いを書きましょう。
心を壊してからでは遅いのです。
その退職願いがブラック企業におけるメンタルヘルスケアなのです。