『適当』というのは、何も悪い言葉ではありません。
ちょうどいいとか、ふさわしいとかいう意味なのです。
適当な人というのは、生きていてあまりメンタルヘルスの心配をすることはありません。
適当な人は抜くところは抜き、あまり思い詰めることがないので、ストレスやプレッシャーを受け流すことができるからです。
そんな適当な人よりも、完璧主義の人の方が、メンタルヘルスは十分にケアする必要があるのです。
完璧を求める人は、何でもミスのないようにしようとします。
少しのミスも許さず、100点満点を求めるのです。
ミスがあると、それだけで今までやってきたことが台無しになったと思うのでしょう。
それまで積み上げてきたものも、一つのミスで意味がないとさえ思ってしまいます。
『オールオアナッシング』100か0かなのです。
しかし、完璧な人間なんて、ほとんどいません。
人は失敗もしますし、できないことだってたくさんあります。
完璧にできないことの方が多いのです。
完璧を求めれば少しのミスにもおびえ、完璧以外には納得がいかなくなります。
そしてそれがプレッシャーやストレスになり、心を病んでしまう人が多くいるのです。
全部を完璧に行うことなんてできないと思って、何でも適当にやってみてはどうでしょうか?
肩の力を抜いて適当にやった方が、良い結果が出るかもしれませんよ。