心の病気には、体の病気と同様にいくつかの病気があります。
総合失調症や躁うつ病などの重度のものから、軽度の精神疾患まで様々です。
『こないだ風邪をひいちゃってさあ』のように『こないだ心の病気にかかってさあ』というような会話はあまり聞きません。
しかし、心の病気は特に珍しいものではないのです。
平成20年度に日本で精神疾患にかかった人は323万人でした。
つまり、約40人に1人はかかっているのです。
また、生涯でかかる人は5人に1人と言われています。
それだけ誰でもかかるような病気なのです。
すぐに表に現れるような病気でもないので、水面下でかかっている人はそれ以上にいるはずです。
病気だと思わない人も多いでしょう。
また、病気だと思いたくない人もいるかもしれません。
精神的に弱いとか思われたくなかったり、恥ずかしいと思う人もいます。
しかし、珍しいものでも恥ずかしいものでもありません。
『もしかして』と思ったら、医療機関などに相談してみましょう。
放っておくと、よりこじらせてしまうことが多くあります。
心の病気は普通の病気なのです。
無理をせずに、まずは相談です。