人はストレスを感じると交感神経が働きすぎてしまい、血管が収縮して筋肉がこわばってしまいます。
また、緊張するといつの間にか体に力が入っていて、筋肉が凝ってしまいます。
肩こりなどがその代表です。
これをそのままにしておくと疲労が抜けにくくなり、体の凝りもとれにくくなります。
体が緊張状態から抜けられずにいるのです。
そういうときは、筋肉を緩めましょう。
手のひらを思いっきり握ります。
全力で爪を立てないように握りましょう。
息を深く吐きながら。
20~30秒ぐらいで力尽きると思います。
そうしたら一気に力を抜くのです。
すると手のひらが緩んだのが実感できるはずです。
これを体の各部位で行うのです。
足や腕、腹筋、肩、首、顔。
力を目一杯入れては抜きます。
そうすると筋肉のこわばりは抜けていきます。
そして体がリラックスできるのです。
これを筋弛緩法といいます。
体がリラックスできると、疲労も回復しやすくなります。
一度に全ての部位で行わないといけないことはありません。
凝りを感じるところだけでも構いません。
ただ、力を入れる際に血圧が上がりますので、高血圧の方は注意してください。