近年、軽めの登山が流行っています。
本格的な登山ではなく、日帰りでできるような数百メートルの高さの山が人気です。
東京の高尾山はミシュランで紹介されたり、パワースポットと言われるようになったりして、行列ができるほどです。
山に登るとリラックスできます。
これはセロトニンという脳内物質の効果です。
セロトニンとは、心の興奮などの高ぶりを抑える物質です。
興奮したときに出すぎたドーパミンを減らし、不快なときに出るノルアドレナリンを抑えます。
興奮や不安を和らげ、心を穏やかな状態にします。
登山はセロトニンを分泌させるのに、効果的な要素がそろっています。
セロトニンは日光を浴びて、30分~1時間規則正しいリズムでの運動を続けると増えていきます。
太陽の下、休憩しながらウォーキングするような登山はちょうどいいのです。
大事なのは自分に合った山を選ぶことです。
あまり辛すぎたり易しすぎたりするのではなく、適度に良い運動になる山がベストです。
そして、あまり何も考えずに黙々と山を登りましょう。
周りの緑を感じながら。
そうすれば心も体もリラックスできるでしょう。
ちなみに、セロトニンは抗重力筋の活性効果もあるそうです。
顔が引き締まり、小顔効果があるというのです。
山ガールが増えている理由の一つに、小顔効果があるのかもしれないですね。