商標として登録できるもの、できないものを知ろう!アイデアを権利化する

「商標」とは、商品につける「ネーミング」や「マーク」のことをいいます。こうした「ネーミング」や「マーク」のすべてが、無条件に商標に登録されることはありません。

商標に登録されるためには、やはり商標の「登録要件」を具備していないとならないからです。また、商標の「不登録事由」に該当していないことも大事です。

商標登録を受けられる商標は、商標法第2条と第3条によれば、以下のようになります(登録要件)。

【登録要件】

(1)業務にかかわる商品または役務について使用をする商標または将来使用することが明らかな商標 続きを読む 商標として登録できるもの、できないものを知ろう!アイデアを権利化する

「意匠登録」を受けられる物品とは?!アイデアを権利化する

意匠の登録には、意匠法第3条の「意匠登録の要件」としての積極的要件を満たし、かつ意匠法第5条の「意匠登録を受けることができない意匠」の消極的要件に該当しないことが必要です。具体的な条件として、下記のものがあります。

1)工業上利用できるものであること

※この中で、「同一物の反復生産が不可能で、量産に適さないもの(一品生産的な工芸品)」や「自然物を主体にしたもの(天然物そのもの)」「純粋芸術に属する美術工芸品」などは、意匠法の保護の対象とはならない。 続きを読む 「意匠登録」を受けられる物品とは?!アイデアを権利化する

「特許」と「実用新案」、それぞれの登録要件を見てみよう!アイデアを権利化する

【特許登録の要件】(特許法第29条)

産業上利用することができる発明をした者は、次に掲げる発明を除き、その発明について特許を受けることができる。

1.特許出願前に日本国内又は外国において公然知られた発明
2.特許出願前に日本国内又は外国において公然実施をされた発明
3.特許出願前に日本国内又は外国において、頒布された刊行物に記載された発明又は電気通信回線を通じて公衆に利用可能となった発明

特許出願前にその発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者が前項各号に掲げる発明に基づいて容易に発明をすることができたときは、その発明については、同項の規定にかかわらず、特許を受けることができない。 続きを読む 「特許」と「実用新案」、それぞれの登録要件を見てみよう!アイデアを権利化する

特許・実用新案・意匠・商標についてのザッとした概観!アイデアを権利化する

特許法では「発明」のことを、「自然法則を利用した技術的思想の創作のうち高度のもの」と定義しています。そして、これには、「物の発明」と「方法の発明」の2つがあります。

では、実用新案法でいう「考案」とは何を意味しているのでしょうか。

実は、これも特許法でいう「発明」とほぼ同じ内容のことを指しているといえます。ただ実用新案法では、「物品の形状・構造またはこれらの組み合わせ」に関するものを対象としていて、その範囲での、いわば小発明のことを「考案」と呼んでいるわけです。

だから「方法」(形にできないもの)については、実用新案法の対象とはなりません。このような違いから、「特許が対象とするものは大発明、実用新案が対象とするものは小発明」などとも言われてきたのです。 続きを読む 特許・実用新案・意匠・商標についてのザッとした概観!アイデアを権利化する

保護するアイデアの対象が異なる4つの法律!アイデアを権利化する

あなたが自分の発明(アイデア)を権利化しようとする場合、特許の登録を受ける必要があると述べました。

ところで、その発明って、ほんとうに特許が保護の対象とするアイデアなのでしょうか。実はそれを調べてみることも大事になってくるのです。

こういうと、「えー!じゃあ、発明にも種類があるっていうこと?自分の発明は、特許の対象じゃないかもしれないの?」という声が聞こえてきそうです。

だいじょうぶ。これから一緒に調べていきましょう。 続きを読む 保護するアイデアの対象が異なる4つの法律!アイデアを権利化する

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