13という数字が不吉なのは北欧神話から

ジンクスは絶対的な法則が存在しているわけではなく、単なる経験値や慣習、つまり迷信に過ぎないのですが、もちろんジンクスが発生する経緯が必ずあり、その経緯次第によっては迷信であると分かってもバンデミックのように拡散する可能性を持っています。

たとえば「13日の金曜日には不吉なことが起こる」というジンクス。

イエス・キリストが磔刑にされたのが13日の金曜日であることからキリスト教徒は忌むべき日、という俗説ですが、これは主に英語圏(ドイツやフランスも含まれる)だけの話で、キリスト教総本山のお膝元であるイタリアでは不吉な日は17日の金曜日、スペイン語圏では13日の火曜日となっており、13という不吉な数字と金曜日を不吉な曜日とする風習が合体して、13日の金曜日が不吉な日である、と定着しましたが、これ、19世紀に入ってからの話なんです。 続きを読む 13という数字が不吉なのは北欧神話から

日本のジンクスは礼節にも関わっている

ジンクス、とは縁起の悪いことを言いますが、日本の場合、礼節を重んじることから自分だけでなく相手に対して失礼に当たる、という意味でもジンクスが生活のなかに取り入れられています。

たとえば病院の見舞いに鉢植えの花を持っていくのは良くない、というのは典型的なジンクスですね。

根付く、病院に長く入院するという隠喩になってしまうからですが、同じく見舞いの花としてシクラメンを持っていくのは良くない、とも言われます。

シクラメンは4と9が入っているから、とかなり無茶ぶりな根拠です。 続きを読む 日本のジンクスは礼節にも関わっている

13日の金曜日というジンクス

日本は良いもの悪いもの、なんでも取り入れる貪欲な性格を持っていて、さらにそれを日本流にアレンジする器用さが日本の文化・風習を育てているともいえます。

そのひとつがジンクス。

たとえば4と9と13、666。これらの番号は公共施設であまり見かけることがありません。

シティホテルや病院、鉄道車両、車のナンバープレートなどですね。

4は死、9は苦、この辺は日本の語呂なのでまだ分かりますが、13はキリスト教圏における最後の晩餐の人数であり、666に至っては悪魔の番号という、キリスト教信者以外にはまったく縁のない数字ですが、不吉である、という、ただそれだけの理由で忌み嫌われています。 続きを読む 13日の金曜日というジンクス

ストレスは本人にしか分からないもの

生真面目な人ほどストレスを抱え込むといいます。

本当でしょうか。

確かに生真面目な人がストレスを抱え、そのストレスを解消するためのリラックス方法を探そうとすると、生来の生真面目さからリラックス方法の継続性や回数などを厳密に守ろうとし、返ってリラックス方法が精神的な負担になるという悪循環に陥る可能性もあります。

しかし、生真面目な人ほど生活リズムの一定を守ろうとするので、十分な副交感神経の活動時間を与えていることもまた事実なのです。

ズボラな人はリラックスなんか必要ない、と思われがちですよね。

しかし何事にもズボラな人ならともかく、アバウトな人でも意外なところで神経質な一面を持っており、その神経質な部分でトラブルを抱えると生真面目な人よりもずっとストレスになるケースも見受けられます。 続きを読む ストレスは本人にしか分からないもの

高い緊張の弛緩方法は「余裕」

F-1レースドライバーはレース中、心拍数が人間の限界値を超えることが周回中に必ずあります。

その限界値を超えている時は前を走るレースカーをオーバテイクする時であり、難しいコーナーを最速で走る時、つまりレースの中でもっとも緊張する時なのです。

交感神経が全開で緊張感マックスなのに、ミスはほとんどありません。

人間の限界値を決めているのは副交感神経で、恒常性を保つために交感神経にブレーキをかけています。

人間の腕の筋肉は両腕で500kgを持ち上げることができるといいますが、普段、その重さを持ち上げることができないのは副交感神経が交感神経にブレーキをかけているからなのです。 続きを読む 高い緊張の弛緩方法は「余裕」

猫とツキと干支の性格

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