お金持ちになりたい!というお呪いをしたいなら、ぜひ鳥取県にある金持神社に行くべきです。
ストレートな名前ですが、けっして怪しい神社ではなく、地名から金持、とつけられました。
地名の由来は、当時、黄金よりもはるかに価値が高いといわれる玉鋼の産地であり、原材料の真砂鉄が豊富に取れたことが由来です。
金具、の文字でも分かるように、古来、鉄は金と呼ばれていたのでこの地名にも納得ですね。
おまじないの多くが民間信仰から派生、それを神社が利用するというのはよくある話で、この金持神社も名前に惹かれ、お金儲けしてお金持ちになりたい!という人が多く参拝したことから、金運のある神社として定評されるようになりました。
今では神社側も参拝客を増やそうと全面的に金持を打ち出しており、財布のお祓いをして「金の素」をお祓いの証として送ったり、秋には神社までの散策を楽しむ金持開運ウォーキングを行ったりしています。
極めつけは金持神社が販売している「金持神社の棚からぼた餅」。
6個入り1000円の冷凍ぼた餅ですが、思いがけない幸運が舞い降りる喩えを恥ずかしげもなくネーミングしています。
やっぱり、お金持ちになるには些細でこだわったプライドを持っていたら達成できない、という試金石みたいな商品ですね。
そこまでして金持ちになりたいのか?という前提はともかく。