出雲大社まで出かけて恋のおまじない(願掛け)を行うためには、おまじないのための儀式をきちんと行わなければなりません。
プリンを真ん中から食べるとかアルテミスの呪文を唱えるのと一緒ですね。
出雲大社で行う儀式は二拝四拍手一拝。
まず90度の角度まで深いお辞儀を2回、これが二拝で、続いて4回の柏手(かしわで、両手をパンと合わせる行為ですね)が文字通り四柏手、そのまま手を合わせ、心のなかで自分の名前を言って、それから願い事をし、最後にまた深々とお辞儀を1回、これが一拝。
一般的に神社は二拝二拍手一拝が基本ですが、出雲大社や他の一部の神社では柏手を4回、または8回というところもあります。
なぜ出雲大社は4回なの?という疑問の前に、なぜ二拝二拍手一拝なの?という素朴な疑問が生まれますが、そこは人間の決めたこと、2回でも4回でも、その場所に合った作法で儀式を行いましょう。
それでも興味のある人に説明するならば、この二拝二拍手一拝、決められたのは意外にも新しく明治時代の中期で、皇室の研究機関が指導したものです。
それまでは再拝拍手が基本で、要するにお辞儀をして柏手、それからお辞儀をする、という程度にしか定められていませんでした。
ちなみに柏手は音をしっかり出しましょう。
音は邪気を払い、感情を表し、神様を呼び出してくれるそうです。