恋のおまじないが多いのは、それだけ恋がままならず不条理で予測不可能、ひいては自分の存在すら肯定的ではなくなるほど狼狽することもあるからでしょう。
その不条理、不確定さに対抗できるものがあるとしたら、それはやはり「不思議な力」ということになりますね。
したがって、おまじないを行うなら最低限、その「不思議な力」が介在している方法を選んだ方がまだ納得できるのではないでしょうか?
都市伝説的なものにはどうしても偶発性から生まれた感が強く、「不可解な行動」ではあるけれど「不思議な力」がどのように働くのかまったく分かりません。
好きな人に一度電話をかけ、相手が出ないうちに切り、その後、それを3回繰り返して電話機に赤い糸を垂らしておけば、好きな人から電話がかかってくる、なんておまじないまでありますが、これ、相手から電話がかかってきたら「ワン切りしてんのお前だろ!」なんて怒られちゃいそうですからね。
おまじないにおける「不思議な力」は不可欠で、古今東西、登場してくるのは神様でしょう。
もちろん悪魔だとか妖精だとか天使だとか、そういうのもいますけれど、それらもすべて神を中心にした宗教観から生まれているので、頼む際はどれでもかまいません。
とりあえず、神様中心の伝統的なおまじないで恋の成就を果たしてみてはいかがですか?