神社の総本宮である伊勢神宮が鎮座せれている中部地方は今も尚、神社文化が色濃く残る場所です。
神社の数も関東地区に並ぶほど多く、宗教文化からかけ離れてしまった日本でも中部地方の軒先には注連縄を1年中飾る伊勢飾りをして、自宅には必ず神棚がある家も多いようです。
そんな神を身近に感じる中部地方はパワースポットの宝庫と言っても過言ではありません。
中部地方にはたくさんの自然があり、禁足地となっている場所も多くあります。
そんな中部地方でも愛知県知多郡美浜町に鎮座されている恋の水神社は恋愛運アップのパワースポットとして密かな人気です。
この恋の水神社では美都波能女命(みずはめのかみ)を御祭神としています。
この恋の水神社病気平癒や健康長寿に御利益があるが、平安時代の桜姫の伝説より、恋愛運アップのパワースポットとして厚く信仰されています。
この桜姫の伝説とは平安時代の頃、桜町中納言の娘の桜姫が、家臣の青町と恋に落ち、結婚に反対され 家を追い出されてしまうことから始まります。
家を追い出された青町と桜姫は反対を押し切って結婚し、仲良く暮らしていましたが、ある日、愛する青町が病に倒れてしまいます。
桜姫は必死に看病しましたが、病状が思わしくありませんでした。
しかし、桜姫は神のお告げで、尾張国知多に万病に効く「恋の水」があることを聞き、青町のために恋の水を求めてこの地に向かいました。
この地にやっと着きましたが、場所が分からず村人に聞くと、村人は貴族を嫌煙していたため「ここから35里先にある」とでたらめなことを教えてしまい、桜姫はその場所まで行こうとしましたが、疲労困憊した桜姫はその場で力尽き、亡くなってしまったという悲哀な伝説が伝わっています。
この事から、恋に全力投球する心を分かって頂ける神様として信仰されており、恋煩いにも効くパワースポットとしても有名です。
過去の恋にとらわれていては、新しい良縁を結ぶことができません。
恋の水神社にお参りをして過去の恋煩いを治すのも恋愛運アップに効果的かもしれませんね。