バレンタインデーで意中の人に愛を告白する場合、チョコレートを始めとするプレゼントはトリガー、起爆剤にしか過ぎません。
下地作りが成功すれば発射された弾丸が的に命中することもあれば、起爆剤が引火して大ブレイクすることもあります。
最後の選択を意中の人に任せるのは逃げるのと同じ、と考える人もいるでしょう。
もちろん最後の詰めは退路を確保しておくことが大切ではありますが、それを潔しとせず、不退転の覚悟できちんとチョコレートを手渡しに「好きです、つきあってください」という言うことも大切です。
所詮、戦術は人を生かす方法であり、人の意思までを決めるものではありません。
また戦術は勝敗を決める方法であり、人の誠意を見定めるものでもありません。
案外、最後はストレートで気持ちをぶつけた方が意中の人も、その気持ちに揺さぶられるということもあるのです。
…まあ、玉砕した時は、自分の行動を悔やまず、やらない後悔よりもやった後悔、と自分を慰めてくださいね。
退路を確保したメッセージを贈るにしても面と向かってチョコレートを渡し、告白したとしても返事は焦る必要はありません。
すぐに意中の人が求める答えを言わないからと言って、それは迷っている場合ばかりではなく、タイミングを見計らっていることもあるのです。
そう。
日本にはおめでたくもバレンタインデーのお返しの日、ホワイトデーなるものがイベントとして定着し始めているのですから、その日までは今まで通り、普通に接してあげてくださいね。