戦術において、退路を確保しておくことは常に忘れてはいけません。
退路とは戦いが劣勢になった時、挽回するための重要な戦術なのです。
退路を絶ち、不退転の覚悟、といえば聞こえはいいですが、勝てばまだしも負けた場合は討死しか残されていません。
もちろん、恋愛でもバレンタインデーでも当てはまりますね。
最後の勝負、チョコレートを渡した段階で「ごめんね」と頭を下げられたら今までの下地作りはなんだったのか、と文句を言われること必至ですが、最悪の状況を考えることも、また戦術を立てる上で欠かせないことです。
意中の相手と顔を合わせる機会が少なければまだしも、職場内とか同じサークルとか、常に顔を合わせる状況下での討死は致命傷となってしまいます。
ではバレンタインデーにおける最後の実践と退路の確保について説明しましょう。
極端な話、意中の相手だからといって特別、金額を張る必要はありません。
デメルだのゴディバだの、やたらとチョコレートに詳しい男もいますが、そんなことをベラベラ喋る男というのもあまり信用できませんし。
モロゾフでもメリーでも構わないし、近所のケーキ屋さんのおいしいチョコレートでも十分です。
最後の決め手はチョコレートのブランドではなく、貴女のメッセージです。