バレンタインデーの戦略に孫子の兵法は戦術として高い有効性を持っています。
「彼を知り、己を知れば百戦危うからず」、まあ、百戦もする必要はありませんが、意中の人を射止めるためには情報戦が大切であることは前述しました。
次の戦術は「敵と対峙する時は正攻法の作戦を起用し、戦いの方法は奇襲をかける」です。
意中の人の好みで貴女ともっとも遠い部分を探すのは、それがもっとも奇襲性がある、つまり貴女がもっとも変わる部分だからです。
たとえば意中の人が「ショートヘア」が好き、と言い、貴女がショートヘアであった時はあまり効果がありません、というか、かなり脈ありの発言になってきますね。
では貴女がロングヘアだった時。
「ふうーん、じゃあ私、髪、短くしちゃおかな?」
この一言だけで意中の人は奇襲攻撃されたも同然です。
カジュアルな格好が好み、と言われ、それまでのお嬢様ファッションから黙って大胆にファッションを変えてみるのも効果的。
奇襲攻撃は分かったけれど、ここに成功法はどこにあるの?と疑問を抱く人もいるでしょう。
あるんです、じつは。
男は誰でも自分のために何かを犠牲にする女が愛おしくてたまらないのです。
奇襲作戦が成功すれば、主導権はほぼ、貴女の手中に収められたと言っても過言ではないでしょう。