個人の遺伝子が独自の『匂い』を作る

ヒト白血球型抗原(Human Leukocyte Antigen:HLA)をご存じでありますか?

TVドラマの「恋仲」では「HLAは恋愛電子、遺伝子レベルで強く惹かれ合っちゃうんだって。運命的でしょ?」なんてお気楽な解説をしていますが(確かに本格的な説明されても難しすぎて理解不能ではありますが)、それで納得しちゃう方もどうか、と思います。

このHLA、簡単に言ってしまえば白血球の血液型です。

赤血球の血液型はA、B、O、ABの4種類しかありませんが、HLAは免疫反応の情報集合遺伝子情報なので、数万種類の組み合わせがあります。

HLAは個人が持つ祖先からの履歴みたいなものですね。

白血球は体外から侵入するウイルスや細菌などを撃退する機能があり、その白血球を活動させるための遺伝子情報が含まれているわけです。

このHLAがなぜ恋愛と関係があるのか?

じつはHLA、個人の『匂い』に少なからず影響を与えていることが研究によって分かりました。

確かに個人の『匂い』って表現できないほど千差万別であります。

時には鼻が曲がってしまうような悪臭を感じる相手でも、他の人はまったく気にしていない、というケースすらあります。

次項ではHLAがもたらす個人の『匂い』とモテる関係の実験結果を紹介します。

『匂い』フェチの人は必見!

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