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本来、女性は何もしなくても男からモテる存在だったのに、この20~30年の間で女性(もちろん一部ではありますが)がパートナーを求めるために血眼にならなければならない状況に陥ったか、それを説明しましょう。
答えは簡単。
インターネットの普及による情報のカンブリア大爆発が原因です(もちろんバブル期崩壊以後の冷え込んだ日本経済が背景にあることは間違いありませんが)。
カンブリア大爆発とは古生代カンブリア紀、約5億4200年前から5億3000万年前の間、現存する生物の体制が出揃った、いわば生物起源が一斉に誕生した時期のことです。
それまで情報というのは限られた機関から発信される、選別された内容でした。
テレビで、あるいは新聞で発信される情報が世の中だ、と信じていたお爺さん、お婆さんが多かったのも、すべては公的、あるいは私的であっても選別された情報しかなかったからです。
しかし、インターネットの登場によって情報は選別されなくなりました。
個人の思想ですら、情報となる時代になったのです。
それまで一部の指向性だけを共通点とし、世の中の表舞台にけっして出ることのなかった情報すらも、誰でも手に入れられるようになりました。
それが、女性がモテたいという願望とどうつながるのか、次項で説明しましょう。