男女における脳梁の違いを知るためには、人類の歴史を遥か彼方まで遡る必要があります。
まだまだ生き抜くために男は狩猟に出かけ、女は母系で子育てをしなければならない時代ですね。
狩猟は一瞬の判断と決断力が求められるために集中力が必要、一方、女性は母系という群れの中で暮らすために集団の輪を乱さないように多面的な視野が求められました。
これが現代まで引き継がれているために、男性は集中力を、女性は多面性を高める脳構造になっているわけです。
これ、スレ違いの原因になるかもしれませんが、有効活用もできるのです。
たとえば男性が女性にサプライズを用意する場合、完全なサプライズだと女性は不満顔をしたり、時には怒ることもあります。
これはサプライズに対する時間を楽しめなかったこと、サプライズに対する準備ができなかったことへの不満。
むしろサプライズは匂わせた方が効果的なのです。
本質だけを隠してサプライズを用意すれば、女性はその期待感からサプライズ当日までの時間を楽しめるので、ドーパミンの分泌量が通常よりもさらに増えていきます。
逆に男性へサプライズを送る時は、男性の好きなサプライズをはっきりと示した方が効果的。
サプライズという対象にドーパミンが分泌されるからですね。
スレ違いを起こす脳の構造も、使い方ではより良い効果を生み出すことが可能なのです。