このケースで分かるようにモテ期には天然素材型と学習型がありますが、このどちらにも属さない非モテと称される部類があります。
この自称非モテは第1期において天然素材型に憧れを抱くものの、ライバルの多さに早々と諦めていることが特徴で、以後、恋愛感情を極力遠ざけつつも、自分にはモテ期が絶対来ないと嘆くタイプです。
『どうせ自分に振り向く異性なんかいない』というバリアを最初から張っていますから失恋という痛手は被らないけれど、不特定な異性への憧れは強く、行き場を失った恋愛パワーがモノ言わぬ二次元的存在へ向けられることも見受けられます。
さて、この自称非モテには、本当にモテ期が来ないのでしょうか?
おそらく来ないでしょう。
モテ期は生体のメカニズムという潜在的な能力に過ぎません。
異種遺伝子を求める相手がいたとしても、その相手が存在する場所に出向かないことには話になりませんし、求める相手と出会ったとしても痛手を避けるためのバリアが最初から張られていたら接触すら機会を失ってしまいます。
アクションがない限り、どれほど強い潜在的モテ期パワーがあったところで、それは眠ったままの状態なのです。
自らモテ期のチャンスを絶っているなんて、もったいない話です。
じつは恋愛パワーのベクトルを他に向けるという、モテ期要素をたっぷりと持っているのですが。