もし、並み居るライバルを蹴落としての恋愛成就だとしたら、それは単純に恋愛パワーの差でしょう。
並み居るライバルがいるということは、それだけモテるわけですから、生半可なパワーでは恋愛感覚が鈍っている相手に通じるわけがありません。
しかし男女間が複雑化した今の世の中、パワーを効率よく手段に変える方法はいくらでもあり、それを駆使した結果が熱烈恋愛成就なのです。
蹴落とされたライバルは生半可なパワーを使ったばっかりに消耗して、次の恋愛にかける情熱を取り戻すまでは時間がかかります。
もったいないですね、失恋って。
でも経験は必ず糧になります。
失恋した悲しみはカタルシスで発散させれば、やがてホメオスタシスの作用によって元の精神状態に戻りますので、なぜ失恋したかを冷静に受け入れてください。
振り返ってみればパワーが足りなかったこと、効率のよい手段を思いつかなかったこと、あるいはそれらを実行する前に『そんなことまでできない』というプライドが働いたことに気がつくはず。
並み居るライバルを蹴落として成就させた人は、そこまでやっていただけのことです。
熱烈恋愛を成就させた人は、すでに以前、蹴落とされたライバルの1人だった経験を持っているかもしれません。
今度は、失恋した人が方法を学び、次回、熱烈恋愛した時に学んだ手段を駆使すればいいだけのこと。
若いオスが負ける経験をすることと同じですね。