古来、恋愛は詩に詠われ、文学で読まれ、演劇で鑑賞されてきました。
劇から喜劇、憎悪や嫉妬、報われない恋、ハッピーエンドまで、恋愛ほどドラマの題材となる例は他に見当たらないでしょう。
その一方で、最近は恋愛を科学の対象として摩訶不思議な感情を解き明かそうとしています。
恋愛のロマンチックな感情が過去のものとなる日は意外と近いかもしれません。
恋愛の種子であるモテ期には、前述したように男女の生体ホルモンが深く関わっていることがすでに分かっています。
さらにモテるタイプまで解明されつつあります。
アメリカの大学の実験ですが、イケメン男とブサイク男の二枚の写真を並べ、不特定多数の女性に見せたところ、結果は想像の通り、イケメン男に人気が集中しました。
次に、それぞれの写真に年収と社会的地位を記入します。
ブサイク男の方が年収は圧倒的に高く社会的地位もありますが、イケメン男は年収が低く仕事内容も安定していません。
再び、前回とは違う不特定多数に写真を見せたところ、今度は人気が二分化されました。
金に惹かれた?と男性は思うでしょう。
その通りです。
なぜかと言えば、女性は子供を生んだ後の生活に対して安心感を持ちたいからなのです。
女性は受動的であり防衛本能を持っていますが、これは男性を選ぶ際にも働く機能。
個体差はありますが、イケメンだけを女性は望んでいるわけではなく、むしろ安定した生活、つまり子供を安心して育てられる環境を作るために、経済力のある男性を本能的に選ぶのです。
イケメンじゃない男の人、モテる条件の参考になるでしょ?