既婚者が伴侶と出会ったベスト3なんて、婚姻の歴史を見れば新しい形態であることに気がつくでしょう。
男女が席を同じにする教育なんて戦後民主主義がもたらしたもので、わずか50~60年前には考えられなかったことです。
富裕層は家系同士の結婚が当たり前で、中流層は仲人による結婚、貧困層になると、せいぜい村のハレ儀式であるお祭りの夜に夜這いで嫁を見つけるのが一般的でした。
男性が気に入った女性宅に夜、こっそり訪れるのですが、女性が男性を気に入らなかった時は雨戸にカンヌキをかけて忍び込めないようにしていました。
男性主導ではなく、女性主導だったのです。
閑話休題。
こういった婚姻の歴史の中で、結婚形態は大きく変わり、自由度が高まっています。
既婚者が伴侶と出会ったベスト3は定番のように見えますが、その歴史なんてとても浅いものです。
その意味で、ベスト3に入りませんでしたが、ネットで出会った、というケースが少しずつ伸びている点に、新しい出会いの形を感じることができます。
ネットでの出会いは不自然、と感じている保守的な人もいるでしょう。
でも、その保守的な考えが婚期を遅らせている原因のひとつとも考えられます。
単なる新しい出会いの形態、と考える柔軟な姿勢を持ちましょう。
20~30年後には、ネットでの出会いが定番になっている可能性はとても大きいのです。