2010年度の総務省国勢調査によると、未婚化の推移は男女ともに確実に増えています。
1980年の女性年齢別未婚率を見ると、25~29歳は24%、30~34歳は9.1%、35~39歳は5.5%でした。
25~29歳の未婚率が一気に加速するのはここから。
1995年には50%に届きそうになり、2010年には60.3%と、ついに半数を突破しています。
30~35歳、35~39歳は、この年齢層ほど急激ではありませんが、2010年にはそれぞれ34.5%、23.1%となっています。
男性になると悲惨ですね。1980年の段階でも25~29歳は55.1%も未婚でしたが、2000年には早くも70%に達し、そこからほぼ横ばい状態で、2010年では71.8%。
30~34歳、35~39歳に関しては1980年から急激に伸びています。
それぞれ21.5%、8.5%だったのが、2010年には一気に47.3%、35.6%まで達しています。
この数値だけ見ると女性より男性の方がはるかに独身率は高いことになります。
世の中、婚活というと女性が中心のように騒がれていますが、年齢別で比較すれば圧倒的に女性の方が少なく、女性の選び放題という状況ですよね。
不思議な現象ですが、それだけ女性の声の方がよく響き、共感を得る部分が多いということなのでしょう。
それとも、男性はすでに諦めの境地でしょうか。
案外、すっかり面倒くさくなっているだけかもしれませんね。