スローライフの元になった「スローフード」とは、何でしょうか?
スローフードの発祥の地は、イタリア。
「伝統的な食文化を守りたい!」と考える人たちによって1980年代に始まった動きは、世界中に広まりました。
日本でも、国際的なNPOの一員として「スローフード・ジャパン」が活動をしています。
スローフード・ジャパンによると、スローな食べ物に必要な要素は「おいしい」「きれい」「正しい」の3つだそうです。
「おいしい」には、単に味がおいしいというだけではなく、その地域の食文化に支えられてきた味という意味も含まれます。
「きれい」は、環境に良い食品ということ。
3番目の「正しい」はフェアトレードを意味します。
フェアトレードとは、適正な価格で商品を取り引きすること。
当たり前のように感じますが、実はそうではないのです。
適正価格で取り引きされていないために、生産者が苦しんでいる現実が、世界にはたくさんあります。
フェアトレードが必要な商品の代表はコーヒーやチョコレート、コットンなど。
最近では、ファミレスやスーパーなどでフェアトレード商品を扱っている場合もあります。
いくら商品が安くても、その代償として環境を汚し、遠い国の誰かが苦しむのでは、寂しいですよね。
「みんなで幸せになれる食生活」それがスローフードなのです。