もし、ものを片付けて機能的にするだけだとしたら、とても味気ない部屋になってしまいますね。
これはデザインではなくただの整理にしか過ぎません。
機能に加えて、その人の持つセンスが含まれていなければ快適な空間にならないでしょう。
整理された部屋は誰が住んでも同じ。
センスが生かされてこそ個性的でその人が快適とする空間が生まれるのです。
その個性の基準となるのがライフスタイル。
したがってデザインは自分のライフスタイルを反映できているか、という基準に沿って作成していきます。
それがライフスタイル型デザイン整理術。
たとえば部屋のなかに溢れているものを片付けるにしても、それらのものは最初、必要だと思ったから部屋にあるわけですね。
けれど、部屋をデザインするためには片付けるだけでなく処分しなければならないものが出てくるはず。
その際、不必要だからといってなんでも捨てるのではなく、不必要でも自分のライフスタイルのなかで快適さをもたらせるものだとしたら、処分する意味がなくなってきます。
問題は不必要として放置していたこと。快適さをもたらせてくれるものと判断したら必ず活かすことを考えましょう。