『片付けられない女』とか『断捨離』などという言葉が流行るほど、整理整頓が苦手な人は多いようです。
どちらの言葉も重いですね。
『片付けられない女』の背景にはADHD(注意欠陥・多動性障害)という病気が潜んでいますし、『断捨離』はヨガの修行を表す言葉とか。
なんだか負のイメージや苦行のようなツラさが感じられてしまいます。
もちろんADHDには治療が必要ですが、整理整頓が苦手な人まで自分は病気なのかも、などと強迫観念に駆られそうですね。
たかが部屋の掃除、何を大げさに考える必要があるのでしょうか?
大変なこと、と思ってしまえば精神的な負担は大きくなるばかり。
一度はできても二度、三度と続きません。
そもそも、なぜ部屋をきれいにするかという大前提があります。
散らかっている方が気持ちが落ち着く、という人は整理の必要がないわけです。
散らかっている、気持ちが落ち着かない、不快、と感じていながら片付けない人が問題。
その理由はどのようなことでしょうか?
忙しいから?
散らかっていてもなんとか暮らせているから?
処分できないものが溜まっているから?
それらも大きな理由でしょう。
でも、もうひとつ加えるなら、自分に取って快適な部屋のデザインができていないからなのです。