「食欲の秋」と言うくらいですから、秋は美味しい食材が豊富な季節です。
また、夏の疲れをとり、冬に向けて風邪をひかない体力づくりをするための大切な季節でもあります。
旬を重視する食事法である「マクロビオテック」では、暦の上での季節に合わせて使う食材を変えていきます。
たとえば秋ならば、8月上旬の「立秋」になったら、秋の食材を取り入れるということです。
残暑が厳しいと、冷たいキュウリやトマトも名残惜しいですが、秋の野菜も意識して食べてみましょう。
●秋のおすすめ食材
「秋ナスは嫁に食わすな」という諺があります。
嫁に食わしてはいけ理由には諸説ありますが、そのひとつに「あまりに美味しいからお姑さんが意地悪している」という解釈があります。
意地悪はよくありませんが、そのくらい魅力的な秋ナスは、糠漬けにするとビタミンB1が増えると言われています。
ナスには利尿作用があるので、むくみにも効果的です。
また、キノコも豊富な季節です。
山でキノコ狩りをすれば、心身共に夏の疲れを癒すことができるのではないでしょうか?
体調不良のときも、すぐに薬に頼るのではなく食材の力を借りてみましょう。
自然の持つパワーを実感すると、それを育む地球を大切にしようという気持ちも大きくなるものです。