私たちの身近には、衣類をはじめとした、さまざまな綿製品があります。
その「綿」がどのように作られているか考えてみたことはあるでしょうか?
インドなどでは、綿の生産に多くの子供たちが携わっています。
労働環境は過酷で、低賃金で長時間の労働を強いられているという現状があります。
大人から暴力を振るわれることや、性的虐待の被害に遭うことも少なくないようです。
そして、働いている子供たちの多くは、学校に通うことができません。
また栽培には、大量の農薬が使われます。
Tシャツ1枚に使われる綿は200g程度ですが、そこには約150gの農薬が使われています。
加工される過程でも、さらに大量の薬品を使います。
そのため、生産や加工に携わる人が健康を害するといった問題が出ています。
農薬に強い種を買うために農家が借金を抱えてしまい、自殺に追い込まれるといったことも起きています。
綿製品は安く手に入れることができますが、その背後ではこのような過酷な生産現場で苦しい思いをしている人たちがいるのです。
そのような問題を解決するための製品として、「オーガニックコットン」やフェアトレードの製品などがあります。
少しだけでも取り入れることで、遠いところの誰かの力になれるかもしれません・・・。
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