農作業の方法の一つに、不耕起栽培というものがあります。
これは、田んぼや畑を耕さずに作物をつくる方法です。
最大のメリットは、農作業の負担軽減、時間の節約ができることだそうですが、畑にも作物にもとても優しい栽培方法です。
畑を耕すと土がフカフカになるように見えますが、実は土の中に酸素が入ることでバクテリアが増えすぎてしまい、長い目で見ると土は痩せてしまいます。
不耕起栽培では、人間が耕す代わりに、微生物やミミズが土を耕してくれます。
収穫後の作物の根を残したままにすることで、水はけも良くなるそうです。
また、トラクターを使用しないことによって二酸化炭素を排出せずに済みます。
不耕起栽培では、稲を収穫してから次の春が来るまで、田んぼに水を張っておきます。
そうすることにより、トンボやカエル、野鳥や微生物たちによる生態系がつくられます。
微生物の排せつ物が水田に蓄積することで、雑草の増殖を防ぐ効果もあるそうです。
この方法を導入している農家はまだ少数ですが、ネット通販などで不耕起栽培のお米を購入することができます。
たくさんの生き物たちによって作られたお米を食べることで、地球の一員であることを感じられるかもしれませんね。
関連記事(一部広告含む):
- トキが住める田んぼをつくる!ロハスな生活
- 有機・無農薬はなぜ良いか!ロハスな生活
- 微生物の力で肥料をつくる!ロハスな生活
- 怖い農薬とオーガニック小麦!ロハスな生活
- オーガニックはむずかしい!ロハスな生活